ウォーレン・バフェット氏の投資哲学を学習させた人工知能(AI)が選ぶ銘柄で構成された上場投資信託(ETF)が発売される。
22日(現地時間)CNBCによると、AI投資スタートアップのインテリジェント・アルファは、6ヶ月以内にバークシャー・ハサウェイCEOのウォーレン・バフェット氏の投資哲学を模倣した「インテリジェント・オマハETF」を発表する計画である。バフェット氏はバークシャー・ハサウェイが本社を構える都市の名前にちなみ、「オマハの賢人」と称されている。
オマハETFは、バフェット氏が購入すると予想される25~30の銘柄で構成される。銘柄は1960年代以降の年次書簡、公開インタビュー、声明、株式保有状況などバフェット氏の投資哲学を含む書類をチャットGPT、ジェミ二、クロードなどの大規模言語モデル(LLM)に入力し、学習させたAIが選定する。
インテリジェント・アルファは過去6ヶ月間オマハETFをテストした結果、ポートフォリオの3~6割がバークシャー・ハサウェイと一致したと発表した。インテリジェント・アルファのCEO、ダグ・クリントン氏は「オマハ戦略はバフェット氏の文脈では非常に価値中心に構築されている」と述べ、「長期的に持続可能な企業を見つけるよう努めている」と説明した。
価値投資家であるバフェット氏は、投資初期には低評価された株式を購入する「タバコの吸い殻」戦略を採用し、後期には故チャーリー・マンガーの影響を受け、「経済的な堀(高い参入障壁と競争優位性)」を持つ優良企業に投資する戦略を採用した。
インテリジェント・アルファは18日、バフェット氏に加えスタンリー・ドラケンマー氏、デイビッド・テイパー氏などウォール街の伝説的投資家12名の投資戦略を学習した「インテリジェント・リバーモアETF」を発売した。クリントンCEOは「インテリジェント・アルファのビジョンはAIベースのブラックロックを構築すること」であり、「登録投資顧問会社を通じて個人投資家にサービスを提供するとともに、機関投資家にもサービスを提供する計画である」と述べた。
オマハETFが最近まで低調だった「AI運用のETF」よりも優れた実績を収めるかどうかに注目が集まっている。投資専門メディアのナードウォレットによると、米証券市場に上場しているAI運用ETFの今年初めから8月までの実績は、同期間で19.09%上昇したS&P500指数に届かなかった。実績が最も良かったクラフトテクノロジーの「AI強化米国大型株モメンタムETF(AMOM)」が17.85%、次いでウィズダムツリーの「米国AI強化価値ファンド(AIVL)」が13.55%であった。
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