
交通ICTシステム構築の専門企業である「STraffic」は、アメリカ法人である「STraffic America」がロサンゼルス郡都市圏交通局(LACMTA)と1500万ドル(約21億8,040万4,662円)規模の契約を追加で締結したと今月8日発表した。
この契約により、STrafficが推進中のロサンゼルス事業が本格的に拡大し、既存の契約金額約400万ドル(約5億8,144万1,243円)から1900万ドル(約27億6,184万5,905円)規模に増加した。
契約内容には、既存の改札ゲートを交換する10駅と、パープルライン及びポートヒルの拡張を予定している6駅が含まれている。ソフトウェアの改善・修正作業も対象となる。
STraffic Americaが今年3月に改札ゲートを設置したLAメトロのファイアストーン駅で実施した利用者アンケートによると、回答者の95%以上が新設された改札ゲートの効果を肯定的に評価していることが判明した。
現在、STraffic Americaは追加で11駅のゲート交換事業に提案書を提出し、競合他社と受注競争を展開している。入札結果は6月頃に判明する見込みだ。
STrafficの関係者は「今回の契約は当社の技術力と信頼性を改めて証明する機会となった」とし、「現在進行中の11駅に対する追加事業の入札でも好結果が期待できる」と語った。