「米国市場シェア12%、中国市場2.4%…」グローバル戦略が功を奏す三養食品、ハンファ投資証券が目標株価を上方修正した理由

ハンファ投資証券は19日、三養食品に関して、株価が最高値を更新しているものの、依然として上昇の可能性が下落リスクを上回るとし、目標株価を従来の100万ウォン(約10万円)から120万ウォン(約12万6,000円)に引き上げた。これにより、投資判断は「買い」を維持した。

ハンファ投資証券のハン・ユジョン研究員は、「今年下半期の密陽

第2工場の本格稼働後、2027年1月の中国の新工場完成までの成長停滞やモメンタムの空白期間が懸念される」としながらも、大手流通チャネルへの新規参入、販売法人化、主要海外市場を中心とした販売拡大による売上成長が株価を下支えすると予測した。

ハンファ投資証券は、三養食品が今年通年で売上高2兆4,199億ウォン(約2,548億円)、営業利益4,751億ウォン(約500億円)を達成すると推定。これにより前年比で売上高が39.9%、営業利益が38%増加する見込みだ。ハンファ投資証券の直前の予想と比較すると、売上高は20%、営業利益は12%上方修正された。

ハン研究員は、予想値の上方修正の根拠として、△米国ラーメン市場シェア12% △中国ラーメン市場シェア2.4% △欧州法人の売上高1,305億ウォン(約137億円) △その他輸出売上の前年同期比成長率30% △国内売上水準の維持などを挙げた。

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