サムスン電子が今年の上半期中に人工知能(AI)技術を搭載した「執事ロボット」を発表する予定だ。
サムスン電子は6日(現地時間)、米国ラスベガスで開催される世界最大級のデジタル技術の展示会「CES 2025」の開幕を前に行われた記者会見で、AIコンパニオン「バリー」を今年上半期中に発売すると発表した。
バリーは昨年のCESの記者会見でも紹介されたAIロボットで、ユーザーを犬のように追従しながら指示を実行するのが特徴だ。
黄色い球体の形状をしたボリは、ユーザーの行動パターンを継続的に学習して進化する。
このロボットは様々なIoT機器を制御でき、子どもやペットの世話をする機能も備えている。ユーザーが目の届かない場所で子どもを見守り、異常が発生した場合には通知し、必要な対応を取る。
自宅でのトレーニングパートナーになったり、在宅勤務時には補助ディスプレイの役割を果たすこともできる。リモコンなどの専用コントローラーがなくても音声で操作できる。
サムスン電子は昨年のCESで、スケジュールを尋ねるユーザーに結婚記念日を忘れないよう促し、花屋に電話をかけるデモンストレーションを行った。また、料理レシピの動画をキッチンの壁に投影するシーンも披露した。
バリーには世界初の近距離・遠距離投影が可能なデュアルレンズ技術を搭載したプロジェクターが内蔵されている。これにより、壁や天井、床など、あらゆる場所に最適な画面を投影することができる。
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