中国のコストパフォーマンスに優れたブランド、シャオミが韓国法人を設立し、現地市場攻略に乗り出している。これに伴い、韓国の消費者をターゲットとした新製品を多数投入する計画だ。
シャオミは今月中に記者会見を開き、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、テレビ、ロボット掃除機、モバイルバッテリーの5つのカテゴリーにわたる新製品を公開すると発表した。記者会見は15日に開催される予定で、詳細な製品ラインナップが披露される見込みだ。
シャオミは韓国支社「シャオミコリア」を設立し、本格的な韓国市場攻略に乗り出した。同ブランドは2016年から韓国で総代理店を運営してきた。同社はネイバーのスマートストアを活用してスマートフォン、テレビ、ロボット掃除機、スマートウォッチなどを販売している。シャオミが出資する中国の家電ブランド、「ロボロック」は韓国のロボット掃除機市場でトップシェアを誇る。
現在、シャオミの海外売上比率は40%を超えており、韓国市場での成功次第で、海外売上比率のさらなる拡大が見込まれる。
シャオミは高級カメラブランドのライカと共同開発したスマートフォン「Xiaomi 14T」を韓国で初めて発表する。15mmから100mmまでの4段階の焦点距離を提供するカメラを搭載し、風景や人物など多様な被写体を高品質で撮影できるという。GoogleのAIアシスタント「Gemini」を搭載し、高度なAI機能も提供する。
中価格帯スマートフォンのRedmiブランドの新製品「Redmi Note 14」シリーズも韓国の消費者をターゲットにしたモデルだ。シャオミコリアは15日にRedmi Note 14シリーズのうち、一つのモデルを初披露する。前モデルのRedmi Note 13シリーズは発売から1時間で41万台を売り上げるほどの人気を博した。
シャオミコリアは公式オンラインストアを同日オープンし、現地化戦略を強化する動きを見せている。同社関係者は「韓国市場に最適化した製品とサービスを提供し、他社との差別化を図りながら価値を提供していく」とコメントしている。
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