ウォン・ドル為替レートが取引中に1,460ウォン(約157円)を突破し、15年9カ月ぶりの高水準を記録した。
26日午前11時5分時点のソウル外国為替市場では、ウォン・ドル為替レートが前日比5.2ウォン高の1,462.7ウォン(約157円)となり、10時21分には1,465.5ウォン(約158円)まで急騰した。これは、24日の夜間取引で記録した1,460.3ウォン(約157円)を上回る年内最高値であり、リーマン・ショック時の2009年3月16日に記録した1,488ウォン(約160円)以来の最高水準でもある。
昨年10月以降、ウォン・ドル為替レートは急上昇を続けている。ドナルド・トランプ氏の当選後、ドル高が顕著になり、加えて戒厳令後の金融市場の不安感がウォン安を一層加速させた。
米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げペースの調整を示唆したことも影響を与えている。12月の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後、ジェローム・パウエルFRB議長は、来年末の予想金利を9月時点の3.4%から3.9%に引き上げ、利下げペース調整の可能性を示唆した。
コメント0