高位公職者犯罪捜査処(公捜処)によるユン・ソンニョル大統領への逮捕状執行の状況が、海外メディアによってリアルタイムで報じられている。
3日、米ブルームバーグ通信、英ロイター通信、日本メディアは韓国メディアを引用しながら現状を迅速に伝えている。海外メディアは、公捜処の捜査官たちがユン大統領の逮捕状を執行するためソウル市龍山(ヨンサン)区・漢南(ハンナム)洞の大統領官邸前に到着したと報じた。
ブルームバーグ通信は、ユン大統領逮捕に関するライブページを設け、複数の記者が分単位で速報を配信。「ユン大統領逮捕のため数千人の法執行官が集結し、支持者たちは大統領を守ろうとしている」とし、「一部の支持者は『選挙不正を止めろ』という横断幕やアメリカ国旗を掲げている」と伝えた。
さらに、「政敵であるイ・ジェミョン共に民主党代表は、自身の法的闘争で時間を稼いだ」とし、「大法院が有罪判決を確定すれば10年間選挙出馬が不可能だが、法的手続きの遅延によって憲法裁判所がユン大統領の弾劾を確定させた場合、早期大統領選で勝利する可能性が高い」と分析した。
AP通信は「ユン大統領の住居に数千人の警察が集結した」とし、「大統領が拘束に応じるかは不明」と報じた。ロイターは「現職大統領の逮捕は前例がない」と伝えた。
日本メディアも大きな関心を寄せている。NHK、朝日、産経、毎日などは各社のウェブサイトのトップページでユン大統領の逮捕状執行に関するニュースを取り上げた。
各社は、ユン大統領の非常戒厳令を捜査する合同捜査本部が「内乱首謀」の容疑で逮捕状を請求した経緯を説明。この日、公捜処の捜査官らが大統領官邸前に到着した様子を伝えながら、「韓国で現職大統領が逮捕されるのは史上初となる」と報じている。
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