リードを付けずに犬を散歩させ、市民を負傷させた飼い主に罰金刑が言い渡された。反省の態度を見せなかったため、刑事訴訟費用まで負担することになった。
18日、韓国の法曹界によると、最近の春川（チュンチョン）地方裁判所刑事2部のキム・テクソン部長判事は、動物保護法違反の疑いで起訴されたA（67）に罰金500万ウォン（約56万円）を言い渡した。
Aは昨年11月30日、江原道華川（ファチョン）のある散歩道でリードを付けずに犬3匹と散歩していた。この犬たちは道で出会ったB（56）さんの犬に襲いかかり、これを制止していたBさんの手と顔も噛んだ。Bさんは約2週間の治療が必要な怪我を負った。
A氏は罰金300万ウォン（約33万円）の略式命令を受けた。しかし、彼は不服を申し立て、正式裁判を請求した。自身には「非がない」と主張したのだ。しかし、裁判所はBさんの供述に信憑性があり、事件直後に撮影された被害写真や治療記録などが証言内容と一致していること、AがBさんに送ったメッセージなどを基に、Aの過失でこの事故が発生したと判断した。
裁判所は「被害者が受けた傷害の程度が軽くなく、被害者との合意に至っていないにもかかわらず、被告は捜査・公判過程で反省の態度を見せていない点などを考慮し、厳重な処罰が必要である」とし、略式命令額より高い罰金500万円を言い渡した。
さらに、訴訟費用も被告人が負担するよう命じた。 刑事裁判で被告人に裁判手続の遅延、拡大、訴訟費用の発生の責任がある場合、裁判所は訴訟費用を被告人に負担させることができる。
