アメリカと中国の間で量子コンピュータ技術を巡る競争が激化する兆しが見られる中、27日の取引では量子コンピュータ関連株が急騰している。
27日午前9時44分時点で、Coweaverの株価は前日比17.52%上昇し、6,910ウォン(約740円)に達した。同社は、送信機器ROADMに200Gbps級の暗号化送信ユニットを適用し、オープンインターフェースに基づいた量子暗号通信機能を実現するなど、量子コンピュータ関連技術を有している。
同じ時間帯には、ICTK(15.73%)、KCS(10.72%)、SOLiD(7.68%)、Opticis(6.55%)なども上昇している。
国連(UN)が来年を「世界量子科学技術年」に指定する中、量子コンピュータ分野における「米中対立」は一段と激しさを増している。技術力で優位に立つアメリカが規制を通じて中国を牽制する一方、中国も対抗策として大規模な資源を投入し、新たな量子コンピュータの開発に取り組んでいる。
業界関係者によれば、中国科学院傘下の中国科学技術大学の研究チームは、16日に新型量子コンピュータプロセッサ(チップ)「祖冲之(ソ・チュウシ)3.0」を論文プレプリントサイトで公開した。これはGoogleが最新の量子チップ「Willow」を国際科学誌『ネイチャー』で発表してから10日も経たない出来事だった。香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、この動きを「米中両国が量子技術を巡って互いを強く牽制していることを示す事例」と指摘している。
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