12月3日に非常戒厳令が発令された時、兵士を含む総勢1500人以上の兵力が動員され、戒厳軍が準備した実弾の数は1万発を超えていたことが判明した。
19日、共に民主党のペク・スンア議員が国防部から入手した資料によると、特殊戦司令部と首都防衛司令部は戒厳令時に計107台の軍用車両を投入し、707特殊任務団の隊員を乗せたブラックホークヘリコプター(UH-60)12機が国会上空を夜間飛行していたとのことだ。
戒厳軍は特殊戦司令部、首都防衛司令部、防諜司令部、情報司令部などで構成され、総勢1500人規模の兵力が動員された。その内訳は、特殊戦司令部1139人、707特殊任務団197人、第1空挺旅団400人、第3空挺旅団271人、第9空挺旅団222人、特殊作戦航空団49人などである。
当時、戒厳軍は防弾ヘルメットや防弾チョッキ、暗視装置などの個人装備を整え、狙撃銃やK1サブマシンガン、拳銃などの火器を携帯していた。さらに、警棒や電気銃、ドローンを無力化できるジャミング装置まで所持していたことが判明した。
彼らが準備した実弾は、現時点で確認された数量だけで約1万発に達する。特殊戦司令部に所属する707特殊任務団(197人)は通常弾3960発と空砲1980発を持ち出し、首都防衛司令部(211人)は実弾5048発と空砲2939発を用意した。
ただし、軍側は実弾を個人に支給せず、車両やヘリコプター内の弾薬箱で一括管理していたと主張している。現在、戒厳令に動員された部隊を対象に、兵力規模や武装状況などの詳細について確認が進められている。
コメント0