共に民主党のイ・ジェミョン代表は27日、12月3日の非常戒厳令によって経済危機が深刻化していると指摘し、ユン・ソンニョル大統領の早期弾劾に向けた憲法裁判官の任命などを求めた。
イ・ジェミョン代表はこの日午前、国会で開かれた最高委員会議で「犯罪者が街中を堂々と歩き回っていたら、誰が安心して買い物をしたり、正常な経済活動を行えるだろうか」と語った。
彼は「内乱状態により、消費マインドがコロナ禍に匹敵するほど最悪の状況だ」と述べ、「国民の力をはじめとする内乱擁護勢力の弾劾妨害により、既に苦しい国民経済が完全に底を突いている」と指摘した。
また、「首相が不適切な立場表明をした瞬間、株価が下落し、為替レートが急騰した」と述べ、「日々物価が上昇し、国民の財布は薄くなり、今にも破れそうな状況だ」と説明した。
そのうえで「経済の安定を守るため、憲法裁判官の任命と常設特別検察官の推薦依頼、特別検察の公表を迅速に進めてほしい」と要請した。
ソン・スンホ最高委員は「内乱によりウォン・ドル為替レートが2009年の金融危機以来、15年ぶりの最高値を記録した」と述べ、「株式市場は20年前の水準に逆戻りした」と批判した。
さらに「国家の信用度は底を突き、海外からの投資は減少し、ドル資金はすべて流出した」と述べた上で、「これらすべてがユン・ソンニョルとその仲間たちによる12月3日の内乱事態の結果だ」と付け加えた。
韓国語で「ジラルバルグァン」(暴れ狂った)という表現は、9日に主教座大興洞(テフンドン)教会で行われた時局ミサで、カトリック大田(テジョン)教区の正義平和委員長であるキム・ヨンテ・マタイ神父が用いた言葉を引用したものとみられる。
キム神父は当時、「龍という表現さえおこがましい龍山(ヨンサン)のイムギ(未熟な龍)、その昔の蛇、悪魔とも呼ばれ、世界を欺いていた者が12月3日の夜に…」と話を切り出し、「暴れ狂った」と表現した。
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