
俳優キム・スヒョンの記者会見は、むしろ逆効果だったようだ。証拠として提示した鑑定書などは疑問を残すばかりで、世論は依然として冷ややかだ。そんな中、故キム・セロンの友人たちが、キム・スヒョンが未成年だったキム・セロンと交際していた事実を明かす声明文を作成中だと伝えられている。
1日に放送されたTV朝鮮の「事件ファイル24」では、キム・セロン遺族側の弁護士の言葉を引用し、「遺族側はキム・スヒョンに心からの謝罪を期待していたが、それはなかった」と伝えた。
さらに「故人が未成年の頃からキム・スヒョンと交際していたことを知っている友人は8人いる」とし、「記者会見を見た友人たちが、もどかしい気持ちから声明文を作成しており、公開する可能性もあるという内容を伝えた」と報じた。
遺族側は「未成年の頃から好意があったが、正式な交際は成人後だったと認める程度の発言でもよかったのに、なぜここまで否定するのか理解できない」と述べた。

キム・スヒョンは先月31日の記者会見で、キム・セロンとは故人が成人になった後の2019年頃に1年間交際したと主張し、未成年との交際説を強く否定した。
また、キム・セロンの遺族側が公開したカカオトークの会話再現について「捏造された」と主張し、鑑定書を公開した。同時に故人の遺族と身元不明の人物、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所(以下、カセヨン)」運営者を相手取り、120億ウォン(約12億2,710万4,197円)の損害賠償訴訟を進めていると明かした。
キム・スヒョンは記者会見で涙を見せながら無実を訴えたが、大衆はこれを「演出されたもの」と冷ややかな反応を示した。故人への謝罪や疑惑の釈明よりも、「スター・キム・スヒョン」としての負担と責任を強調したことで、同情を得ることに失敗した。
その後、ネット上ではキム・スヒョンの記者会見映像に『涙の女王』のOSTを重ねたコンテンツが拡散し、嘲笑の的となった。ある海外のネットユーザーは「キム・スヒョンの演技は歴史に残るだろう」とし、「まさに『涙の女王』での演技そのものだった」と比較映像を投稿した。