イギリスのポップ界の伝説エルトン・ジョン(77)が、アメリカとカナダの一部地域における大麻(マリファナ)合法化を強く批判した。
イギリス紙ガーディアンによると、エルトン・ジョンは11日(現地時間)、時事週刊誌タイムとのインタビューで大麻合法化を「最悪の過ちの一つ」と指摘した。
カナダでは2018年から成人に限り大麻使用が合法化された。ただし、所持・流通量には制限が設けられている。アメリカでもカリフォルニア州をはじめ一部の州で、大麻を医薬品や嗜好品として合法化されている。
エルトン・ジョンは大麻の中毒性に言及し、過去に自身もマリファナにのめり込んだ経験があると告白した。
当時は正常な判断ができず、自らの行動がいかにひどかったかを他人から聞くのは辛いとしながらも、その事実を受け入れることで回復の助けになったと述べた。
以降、34年間大麻に手を出していないという。また、大麻中毒に陥ったエミネムやロビー・ウィリアムスといったアーティストたちを支援してきたことも明かした。
エルトン・ジョンは以前のインタビューでも、1980年代半ばのオーストラリアツアー中に生じた喉の問題が大麻に起因していたとし、医師の助言に従いマリファナ使用を中止したと語っていた。
さらに最近では、感染症により右目の視力が低下し、自身が作曲を手掛けたミュージカルの公演さえ直接見ることができない状態になったと告白し、注目を集めている。
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