
アルミニウム関連銘柄が急騰している。ドナルド・トランプ米大統領が関税課税の対象として言及したことを受け、市場の関心が集中した結果とみられる。
10日午前9時5分現在、現代ジョイルアルミニウムは前日比203ウォン(約22円)(13.31%)上昇の1,728ウォン(約189円)、南鮮アルミニウムは77ウォン(約8円)(5.5%)上昇の1,477ウォン(約161円)でそれぞれ取引されている。
これは、トランプ氏が米国に輸入されるすべての鉄鋼およびアルミニウム製品に対し25%の関税を課す方針を表明した影響とみられる。ロイター通信とAP通信によると、トランプ氏は9日(現地時間)、NFLの決勝戦「スーパーボウル」が開催されるニューオーリンズに向かう専用機内で、記者団に鉄鋼・アルミニウムへの関税課税計画を明らかにした。
一方、POSCOホールディングス(-2.93%)、現代製鉄(-2.03%)、東国製鋼(-1.58%)といった大手鉄鋼株は下落傾向にある。これに対し、鉄鋼製品を二次加工し流通させる現代B&Gスチール(2.41%)、ハニル鉄鋼(1.19%)は上昇している。
関税課税計画の公表により、一時的に駆け込み需要が発生する可能性に着目した投資家が関連銘柄を買い求める動きが広がっているとみられる。