毎晩なかなか寝付けずに悩んでいる人でも、6週間欠かさずに練習すれば、2分以内に眠りにつけるようになる魔法のような「睡眠法」が話題を呼んでいる。
18日(現地時間)イギリスの「デイリー・メール」などによると、カナダ出身のフィットネス専門家ジャスティン・アグスティンが「2分で眠りにつける睡眠法」として、投稿した動画が話題だ。
アグスティンは「この睡眠法を試した人のおよそ90%が効果を実感した」と映像の中で語った。
彼が提唱する睡眠法は米軍が開発したもので、戦闘機のパイロットが騒音やストレスが多い環境でも速やかに眠れるよう考案された。
最も重要なのは深呼吸とイメージ化を通じて、「身体をシャットダウンしよう」と努めることだ。
まず、ベッドに楽な姿勢で横たわり、額から目、続いて、頬、顎、首と順に、力を抜き、各部位の筋肉の緊張がほぐれていくのを心の中で思い描く。
そして、目と頬、顎をリラックスさせて呼吸に集中するようにし、次に、首と肩の力を抜いていき、肩の緊張がほぐれたら、さらに体の下の方に向かって、手や指先を含め腕を緩めていくと説明した。
それから、深呼吸をしてゆっくりと息を吐き出し、胸、腹部、太もも、膝から足まで、温かい感覚が伝わっていくのをイメージする。
睡眠法の最後には特定の場面を思い浮かべるよう、アグスティンはアドバイスした。
1つはもの静かな湖に浮かぶカヌーに横たわり、澄んだ青空を見上げる場面、もう1つは、暗闇の中で真っ黒のベルベット生地のハンモックに横たわっている場面だ。
アグスティンは、この睡眠法を6週間にわたり毎晩練習すれば、目を閉じて2分以内に眠りにつけるようになるのは確実だと語った。
2年前に投稿されたこの動画はすでに1,100万回以上再生され、1万件を超えるコメントが寄せられている。
この睡眠法を試した人々のコメントは最新のものまで絶えず投稿されている。
あるネットユーザーは「この睡眠法を30年以上実践してきた。軍を退役した今も続けている。特に戦時中に役に立った。非常に効果的な睡眠法だ」と投稿した。
ほかにも「トラック運転手として働いており、適切なタイミングで休息することの必要性を強く感じているが、この睡眠法が助けになっている」というコメントも見られた。
関連した研究内容を見てみると、深呼吸やイメージ化を通じた筋肉のリラックスは、睡眠の量と質の改善に寄与するといわれている。
特に、身体の部位それぞれに集中してリラックスする行為は、安心や平穏をもたらすホルモンの分泌と関連があるという。
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